養老渓谷駅から林道を進み、車一台がやっと通れる細道を抜けた先。スマートフォンの電波は、もうとっくに消えている。山小屋「こもれび」は、その奥に静かに建っている。

薪を割る朝

朝、目を覚ますと、まず薪を割る。これがチェックインから帰るまでの「日課」だ。オーナーの山口さんが、最初の日に斧の使い方を教えてくれる。

不器用でも構わない。割れた薪は、夕方の風呂と、夜の薪ストーブに使われる。

薪ストーブ
夜、ここに火が入ると、宿全体が暖まる

渓流の音と、満天の星

宿のすぐ横を、養老川が流れている。水音が、一日中、絶えず聞こえる。

ここでは、何もしないことが、いちばん豊かなんです。 — オーナー・山口さん

夜、外灯がほとんどないので、空には驚くほどの星が見える。流れ星も珍しくない。長椅子に寝そべって、ただ空を見上げる。それだけで、二時間が過ぎる。

養老川
すぐ横を流れる養老川。夏は川遊びも

電気は、最小限

こもれびに電気はあるが、最小限。Wi-Fiもない。テレビもない。

不便なはずなのに、なぜか帰る頃には、心が軽くなっている。

INN INFORMATION

宿名
養老渓谷の山小屋 こもれび
所在地
千葉県夷隅郡大多喜町(詳細は予約時にお伝えします)
部屋数
2棟(木造一棟貸し)
食事
朝食付き(夕食は応相談)
料金目安
一棟 22,000円〜(税込・最大4名)
アクセス
小湊鉄道 養老渓谷駅から車で15分/送迎あり
予約
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